愛は有償〜妖精になりたい〜
『愛は有償』だと思っている。
もちろん無償の愛もあるんだろう。
そんなものを感じたことはないから愛は有償って言ってるわけだけど。
親から友達からの愛は無償かもしれない。
貪欲だから、もっと深い誰かの一番特別な無償の愛が欲しい。
一人の人からの特別な愛を受けるのが得意な人はたくさん恋愛をして来てるんだろうけど、特別な愛を伝えるのも苦手だし受け取ったこともない。
小さい頃から何かするたび貶されてしかこなかったからそれに対する劣等感が生まれて自分なんかがそんなの受け取れるわけないって気持ちもある。
私は特別かわいいわけでも愛想がいいわけでも愛嬌があるわけでもない。
そんなのを身につける前にいろんな感情を捨てなきゃ生きてこれなかった。
実際、いじめられてた高校のときの記憶はないし理想と違った大学時代の記憶もあまりない。
無意識に消してるんだと思う。
未だに人前で感情を表に出すことが苦手だからなんでそんなに落ち着いてるの?って言われることもある。
有償の愛の話に戻ると。
私は今までお金を払うことで好意を受け取って来た。
いやらしい意味ではなく好きなメンバーのためにCDを買って会いに行ってその人を指名してみたいな感じだ。
お金を払って指名してくれるからこそ、私の好きな人も私の愛に応えようとする。
お金を払わなかったら成り立たない愛情関係だ。
これはオタ活の話。
リアルな話だと、私は恋愛しなくても生きていける部類だと最近知った。
生きてきて数回しか異性を特別好きって感じたことがない。
恋愛してない期間があってもなんの不自由も感じない。
そして、その数回しか好きになったことない人に気持ちを使えると、気づかなかったって言われる。
愛情表現が下手くそなのだ。
愛情表現が下手くそっていうのは自分なんかが好きになってもらえるわけないから気持ちを隠しておこうっていう気持ちでいるんだけど、突然爆発して好意を伝えてしまう。
そこで、「気づかなかった。気持ちには応えられない」っていうわけだ。
そんな恋愛を重ねつつ、数年前にした恋愛で好きだけど付き合えないっていうひどい振られ方をした。
これは書けば長くなるけど、向こうが頑固で固定概念を曲げたくなかっただけで振られた。
向こうも好意を見せていたくせにとんだとばっちりだ。
周囲の評価は、なんでそんな人好きだったの?とか向こうが完全に悪いじゃんとかそんなやつやめといて正解だよ!とか。
仮にも好きだった人をめちゃくちゃディスられた。
そんなことを言われても好きだったわけで、ひどい振られ方をしてからものすごく傷ついた。
そのとき、他にも色んなメンタルにくることが多くて気持ちがふさぎこんだ。
そこで、恋愛感情というのがなくなった。
恋愛感情がなくなった今、それに変わる気持ちが現れた。
『推し』という感情だ。
オタクはよく好きなキャラとかメンバーを推しっていう。
私も推しは次元問わずたくさんいる。
そして、失恋から立ち直りつつあったときバイト先に後輩が増えた。
彼は、役者を目指しているらしく綺麗な容姿と声をしていた。
めちゃくちゃ好みだった。推せると思った。
そこから、彼は私の推しになった。
身バレが怖いから直接は見に行かないが、舞台に出たらネット放送、生放送などはチェックする。SNSもチェックする。
しかし、彼には言わない。言えない。
と、思っていたら。
ぽろっと彼が出た舞台を見たよって同僚に言ったらそれを聞いた人が本人に伝えたらしい。
うそやん。
嬉しそうに照れてましたよって言われた。
嬉しいんだ…
そんな感じで、今は彼を推している。
推しという感情は複雑でそれは恋愛感情じゃないの?って言われたらそれもそうかもって言う。
でも、推しに対する恋愛感情なんてみんなにある。
若手声優の彼にも、アイドルの卵の彼女にも、アイドルになりたかった彼女にも推しと名前のつく人には恋愛感情はみんなにある。
近くにいるかいないかの問題だ。
そして、推しの彼はよくご飯を抜く。抜くというか食べないというか食べれない。
ご飯食べた?って聞くとダイエットしてて…(彼はダイエットしなくていいくらい細い)とかお金がなくて…って遠回しに食べてないことを言う。
生活状態を聞くと本当にご飯を食べるお金もない感じだった。
夢を追ってるんだからそれくらいの犠牲は当たり前では?と言われればそこで終わりだ。
でも彼の一ファンとして、売れて欲しいって言う気持ちがある。
こんなに顔がよくて演技が上手くていい子なかなかいないよ?なかなか出会えないよ?
なんとか彼にごはんくらいは食べて欲しい
考えたこと
私ができること
•ご飯に連れていき奢る
•ご飯を出勤がかぶるたびあげる
・ご飯を作ってあげる
・養子に迎えいれる
匿名でできること
・事務所に米を送る
・札レをする
・ギフトカードをファンレターにいれる
・貢いでくれる人を紹介してあげる(身内)
↑いやらしくはない
くらいかな。
自分ができること3つ目ご飯を作るってあるけど難易度高いよなあ。
作ってあげるために特別な存在にならなくては?って思ってしまう。
彼の彼女という特別になりたいわけではない。
いや、でもなれるもんならなりたい
なれたら幸せ。
でも、今の彼に恋愛なんてしてる暇なんてあるのだろうか。
なんてぐるぐる考えた結果、妖精になりたいという結論に行き着いた。
私が人間だから邪なことをたくさん考えてしまうんだ。
自分でも何を言ってるんだと思う。
でも考えて欲しい。
あれは、合法的に近くにいれるじゃん。
一緒に住んでてもおかしくないじゃん。
合法的に身の回りの世話ができ、同意の上のストーカーができる。素晴らしい。
ということで妖精にジョブチェンジできる良い企業がありましたらご連絡をお願い致します。
当分の間おまちしております。
彼を救いたい。